去年8月に打ち上げられた韓国初の月探査衛星「タヌリ」が撮影した月の裏側の写真が、初めて公開されました。
科学技術情報通信部と韓国航空宇宙研究院は、「タヌリ」が撮影した月の裏側の高解像度写真を12日、公開しました。
「タヌリ」が撮影した月の裏側の写真が公開されたのは今回が初めてです。
写真は、「タヌリ」に搭載された高解像度カメラが撮影したもので、月の表面のクレーターやその中にそびえ立つ峰などの形まで鮮明に確認できます。
なかでも、先月22日に撮影した写真には、月の裏側で特に暗い底面を持つ、直径およそ180キロのツィオルコフスキー・クレーターの中央にそびえ立つ、高さ3200メートルの峰が鮮明に写っています。
科学技術情報通信部の関係者は、「タヌリは順調に月のデータを送ってきている。今後も、さまざまな月の研究成果を公開する計画だ」と説明しています。