韓国と、オセアニア東部にある島国、ニウエが29日、国交を結びました。 これにより、韓国と太平洋諸島フォーラムの加盟国すべてとの間で国交ができました。
 
韓国と太平洋島しょ国の首脳会議に参加するため韓国を訪れているニウエのタンゲランギ総理兼外相と、朴振（パク・チン）外交部長官は29日、韓国とニウエの国交を樹立する合意文書に署名しました。

ニウエは韓国が192か国目に国交を樹立した国となりました。
 
太平洋島しょ国の首脳会議は、ソウルで29日と30日に開かれました。この会議には、太平洋諸島フォーラムに加盟する18の国と地域の首脳が出席していて、このうち、韓国と国交を結んでいない国は、ニウエだけでした。
 
朴長官は「韓国とニウエの国交樹立は、韓国と太平洋島しょ国の外交関係を完成させるという点で大きな意義がある」として、「両国だけでなく、韓国と太平洋島しょ国は、友情と協力に向けた新しい幕を開けるだろう」と強調しました。
 
タンゲランギ外相は、「韓国はニウエの古い友人であり、これまでの韓国からの支援は我々にとって役に立った。国交を結ぶことで、このようなパートナーシップが一層強固なものになるだろう」と話しました。
 
人口およそ1700人と、世界で2番目の小国であるニウエは、国連の加盟国ではありませんが、ユネスコやWHO=世界保健機関に加盟しています。