韓国と日本は、デジタル分野での協力を強化するため、閣僚級の新たな協議体を立ち上げます。
科学技術情報通信部は30日、パク・ユンギュ第2次官と日本総務省の吉田博史総務審議官が、デジタル分野の次官級の会議を開き、閣僚級の協議会「韓日デジタル政策フォーラム」を新設することで一致したと明らかにしました。
30日に東京で開かれた次官級会議は、両国の首脳による「シャトル外交」が再開されたことを受け、デジタル分野での実務協力を強化するために開かれました。
パク次官は、「閣僚級会談を年内に開催し、今後、これが定例化されることを期待している」と述べました。
また、「共同の利益となる分野では両国が多国間協力も強化していくことを望む」と付け加えました。
吉田審議官は、「韓国と日本は、東アジアの民主国家として、最先端技術を有するパートナーだ」として、「両国の状況や関心事について意見交換したい」と述べました。
韓国と日本の間のデジタル分野でのトップ協議は、2018年5月の韓日中の3か国会議に合わせて2国間で協議をして以降、途絶えていました。
新たに発足するデジタル政策フォーラムでは、デジタル分野に強みがある韓国と基礎科学研究が発達している日本の長所を活かし、人工知能(AI)、オープンラン(開放型無線アクセスネットワーク)、量子通信などの最先端デジタル分野での協力を強化する方針です。