劇場などで映画や公演などを鑑賞する人の割合は、依然としてコロナ禍前の水準を大きく下回っていることがわかりました。
文化体育観光部と韓国文化観光研究院が、2022年8月から1年間、全国15歳以上の男女およそ1万人を対象に調査を行ったところ、この期間中に、映画や公演などの文化芸術イベントを鑑賞したことがあると答えた人の割合は、前の年の同じ期間に比べて0.5ポイント増えた58.6%でした。
これは、コロナ禍前だった2019年の81.8%を大きく下回っていて、コロナ禍が始まった2020年の60.5%よりも低い水準となっています。
鑑賞したことがあると答えた人に対して、1年に何回、劇場に足を運んだかを聞いたところ、平均4.3回で前の年より0.6回増えたものの、2019年の7.7回に比べると大きく下回っています。
一方、最も人気が高かった文化芸術イベントは映画で、これに続きポップ音楽、美術、ミュージカルの順となっていました。
また、鑑賞した人の割合の増減を年齢別に見てみますと、60代が7.7ポイント、70代以上が5.1%、それぞれ増えた一方、20代と30代はそれぞれ4.0ポイントと4.7ポイント下落していたということです。