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韓半島

北韓「30日の発射は巡航ミサイルのファサル2」

Write: 2024-01-31 11:25:09Update: 2024-01-31 15:32:47

北韓「30日の発射は巡航ミサイルのファサル2」

Photo : YONHAP News

北韓は、30日に発射した戦略巡航ミサイルが「ファサル2」だったと明らかにしました。 
 
朝鮮中央通信は31日、朝鮮人民軍が30日に戦略巡航ミサイル「ファサル2」の発射訓練を行ったと報じました。
 
今回の訓練について、「軍の迅速な反撃態勢の確認や戦略的な攻撃能力を高めることに役立った」としたうえで、「周辺国の安全には、一切、悪影響を与えなかった」と主張しました。
 
韓国軍の合同参謀本部は、30日の午前7時ごろ、北韓が韓半島西の海、西海(ソヘ)の上空に巡航ミサイル数発を発射したと発表していましたが、具体的なミサイルの種類については明らかにしていませんでした。
 
これに先立って、北韓は今月24日、平壌付近から西海に向けて最新型とみられる巡航ミサイル「プルファサル3-31」数発を発射し、28日にも東部の咸鏡南道(ハムギョンナムド)の新浦(シンポ)付近の海上から、同じく「プルファサル3-31」2発を発射しました。
 
このため、30日に発射されたミサイルについても、韓国の専門家からは「プルファサル3-31」である可能性が示唆されましたが、発射の翌日に、北韓が、「ファサル2」だと発表したかたちです。
 
「ファサル2」は「ファサル1」と同じく、北韓が最近開発した長距離巡航ミサイルで、おととしの1月に初めて試験発射を行い、去年の2月と3月にも相次いで発射しています。

射程距離は、1800キロから2000キロで、北韓は、「ファサル1」と「ファサル2」に、戦術核弾頭の「ファサン31」を搭載できると主張しています。
 
今回、北韓が「ファサル2」による反撃態勢を確認したと主張しているため、このミサイルの戦略化が完了し、一部の部隊に実戦配備したことを示唆する狙いがあるものとみられます。
 
北韓はまた、「ファサル2」が低い高度で飛ぶ様子を写真で公開しましたが、低空飛行することで敵のレーダーに探知されにくいという巡航ミサイルの最大の特徴をアピールする狙いがあるものとみられます。

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