サッカーのアジアカップの期間中に起きた韓国代表チームの内紛騒動をめぐり、イ・ガンイン選手がパリからロンドンに出向いて、キャプテンのソン・フンミン選手に直接、謝罪し、二人が和解したことが明らかになりました。
イ・ガンイン選手とソン・フンミン選手は、SNSを通じてコメントを発表しました。
イ・ガンイン選手は、「絶対にしてはいけない行動をしてしまった」としたうえで、「深く反省している」とコメントしました。
ソン・フンミン選手は、「ガンインが、人として、また選手としてより成長できるようにサポートする」としたうえで、「寛大な心で許してあげてほしい」とファンに呼びかけました。
代表チームの内紛騒動は、韓国がヨルダンに0対2で完敗したアジアカップ準決勝の前日に起きました。
関係者によりますと、食事を早く済ませ、卓球をしようとしたイ・ガンイン選手ら若手グループにソン・フンミン選手が注意したことが口論に発展し、他の選手たちが二人を引き離す過程で、ソン・フンミン選手が指を脱臼したということです。
イ・ガンイン選手は、SNSで、騒動を起こしたことに対しては謝罪したものの、ソン・フンミン選手に対する謝罪はなかったとして批判が相次ぎました。
今回の事件を受けて、イ・ガンイン選手を広告のモデルに起用していた企業らも、広告からイ・ガンイン選手を外すなどの対応を取りました。
大韓サッカー協会の鄭夢奎(チョン・モンギュ)会長は今月16日、クリンスマン監督の解任を発表した際、代表チームの内紛に対してサッカー協会が行える処罰としては、責任を取るべき選手を代表に選ばないことだと述べていました。