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社会

研修医の集団退職から1か月 政府は医療界への批判強める

Write: 2024-03-18 15:14:17Update: 2024-03-18 15:21:59

研修医の集団退職から1か月 政府は医療界への批判強める

Photo : YONHAP News

政府が進める医学部の定員拡大に反発し、研修医らが集団で退職届を提出してからちょうど1か月となるなか、政府は、医療改革には定員の拡大が必要だとして強硬な姿勢を崩さず、研修医や医学部教授らに対する批判を強めています。  
 
研修医らは先月19日に集団で退職届を提出し、20日からストライキを行っています。

韓国では新学期が3月に始まりますが、医学部の新卒者の一部も研修医になることを辞退しています。
 
さらに、研修を終え専門医となった医師らも、病院との再契約を拒否するケースが相次いでいることに加え、医学部の教授らも、今月25日から集団で退職する構えです。
 
全国の医学部の教授でつくる非常対策委員会は、これまでに16校の医学部の教授が退職届の提出に合意したと明らかにしましたが、残りの24の医学部も追加で集団退職に加わる可能性があります。
 
ただ、医学部の教授らは、退職届を出したあとも当面は診療を続けていくとしています。
 
研修医のいない状況が1か月も続いていることで、病院に残っている医師や看護師の精神的、肉体的疲労度も高まっています。
 
保健福祉部の曺圭鴻(チョ・ギュホン)長官は18日、「どんな場合であっても、国民の命を交渉材料として使ってはならない」として、教授らの集団での退職を強く批判しました。
 
一方、政府は、研修医の離脱による患者への影響を公開しました。
 
先月19日から被害の報告を受け付けた結果、509件の報告があり、このうち「手術の延期」が350件でもっとも多かったということです。
 
診療科目別では、外科が全体の39%で、被害がもっとも多くなっていました。
 
一方、総合病院の入院患者数は3000人前後と、通常と同じ水準で維持されているということです。
 
政府は、今月25日までに医療現場に戻らない意見書を提出しない研修医に対しては実際に免許を停止する方針です。

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