韓国のりは、海外での人気が高まったことで輸出が増加し、韓国国内で販売される板のりの価格が、およそ17％高くなったことがわかりました。 
 
韓国農水産食品流通公社によりますと、板のりの消費者価格は、今月15日の時点で10枚当たり1160ウォンで、前の年の同じ時期に比べて16.5％増加しました。
 
海洋水産部によりますと、去年10月からことし2月までの、のりの生産量は、前の年の同じ期間に比べて14％増えたものの、輸出が増加したことにより、小売価格と卸売価格がともに上昇したということです。
 
こうした状況を受け、海洋水産部は、水産物の価格を安定させるために実施している割り引きイベントの今月の品目に、板のりを追加することにしました。
 
また、のりの生産能力を拡大するために、サッカー場2800個分にあたる2000ヘクタールの養殖場の建設を、ことし7月に開始する計画です。
 
さらに、のりの安定供給に向けて、海水の温度が高くなった場合でも耐えられる病気に強い品種を開発するとともに、のりを陸地で養殖する技術の研究を進めると発表しました。