東京フィルハーモニー交響楽団が、来月ソウルで、韓国の世界的な指揮者、チョン・ミョンフンさんと、ピアニストのチョ・ソンジンさんらと共演します。楽団が韓国を公式に訪問するのは、9年ぶりです。
東京フィルハーモニー交響楽団は、来月7日、「芸術の殿堂」と呼ばれる総合文化施設で公演し、9日には世宗(セジョン)文化会館で公演する予定です。
7日の公演には、ピアニストのチョ・ソンジンさんが出演し、9日は、指揮者のチョン・ミョンフンさんをはじめ、バイオリニストのイ・ジへさん、チェリストのムン・テグクさんが共演します。
チョン・ミョンフンさんは、2001年に楽団のスペシャル・アーティスティック・アドバイザーに就任したほか、2016年には外国人として初めて名誉音楽監督に任命されました。
チョ・ソンジンさんは、楽団と何度も共演していて、今回の公演では、シューマンのピアノ協奏曲を演奏する予定です。
また、東京フィルハーモニー交響楽団の団員100人と、韓国の合唱団の100人あまりが参加して、平和と和合を象徴するベートーベンの交響曲第9番、「第九」を歌うということです。
前回、2015年に東京フィルハーモニー交響楽団が韓国を訪れた際は、韓国と日本の国交正常化を記念するイベントの一環として、ソウル市立交響楽団と合同で公演を行いました。