韓国のAI関連の特許出願件数が多い一方で、生成型AIの基盤モデルの開発が行われていないほか、AI人材が海外に流出していることがわかりました。
アメリカのスタンフォード大学が15日にまとめたAI関連の統計によりますと、2022年のAI関連の特許出願件数で、韓国は、人口10万人当たり10.26件を記録し、調査対象国のなかでもっとも多い結果となりました。
また、世界最大級のビジネス特化型交流サイト「リンクトイン」の会員のうち、AI関連の仕事に就いている人の割合を示す「AI人材集中度」も、去年韓国は0.79%を記録し、イスラエルとシンガポールに次いで3位でした。
ただ、AI人材の移動を示す指標はマイナス0.3%となり、流入よりも、流出が多いことがわかりました。
生成型AIの基盤モデルも、去年韓国では開発されていないことがわかりました。基盤モデルの開発は、アメリカが109件でもっとも多く、次いで中国20件、イギリス8件の順でした。
去年のAIに対する民間投資で、韓国は、13億9000万ドルで9位でした。2022年には31億ドルで6位でしたが、1年で投資額が半減以下に落ち込みました。