チョコレートの原料であるカカオ豆の値上がりを背景に、韓国のチョコレート業界最大手のロッテウェルフードは、カカオ豆を原料とした製品について、来月、値上げすることを決めました。ほかの製菓メーカーも、値上げに踏み切る可能性が高くなっています。
ロッテウェルフードは18日、カカオ豆を原料とした製品の価格を、来月1日に引き上げると発表しました。
値上げされるのは、チョコレートやチョコレート菓子、アイスクリームなど17の製品で、値上げ幅の平均は12%だということです。
カカオ豆の先物価格は、この1年でおよそ3倍に高騰しています。
カカオ豆だけでなく、食品の原材料価格が上昇する一方で、食品メーカー各社は、値上げの自制を求める政府の要請を受けて、値上げを先送りしてきましたが、このところ、相次いで値上げに踏み切っていて、今月に入り、味付けノリ、フライドチキン、ハンバーガーなどが値上げされています。
中東情勢の緊迫化にともなって、ウォンがさらに安くなり、食品価格が一層値上がりすることが懸念されています。