韓国軍は、北韓が超大型放射砲に戦術核弾頭を搭載できると主張していることについて、現段階では技術的に不可能で、主張は誇張されたものだと否定しました。
韓国軍の合同参謀本部は、23日に行ったブリーフィングで、超大型放射砲への戦術核弾頭の搭載の可能性について、「北韓は小型の戦術核の実験を終えていないものと認識している」と説明しました。
北韓は、22日に超大型放射砲を発射した理由について、韓国とアメリカが行っている大規模な合同軍事訓練への対抗措置だとしていますが、合同参謀本部は、北韓の軍事偵察衛星の打ち上げが遅れていることや、ロシアなどに武器を売るために軍事力をアピールする必要があることなどが背景にあると分析しています。
北韓の超大型放射砲による韓国への直接的な脅威について、合同参謀本部は、韓国軍は超大型放射砲の発射を探知し迎撃するシステムを備えていると強調しました。
さらに、国防部は、「北韓が核を使用した場合、韓米同盟の即刻的で圧倒的、かつ決定的な対応に直面し、北韓政権は終末を迎える」と警告しました。
一方、韓米の空軍による合同訓練は今月26日まで行われる予定で、北韓では25日に朝鮮人民軍の創建記念日を迎えるため、北韓が再度、挑発を行うのではないかという見方も出ています。