メニューへ 本文へ
Go Top

IMF 韓国の経済成長率1.4%に下方修正 主要先進国は引き上げ

Write: 2023-07-26 10:23:15

Thumbnail : YONHAP News

IMF=国際通貨基金は、ことしの韓国経済の成長率の見通しを0.1ポイント引き下げ、1.4%としました。アメリカや日本、イギリスなど主要先進国の見通しは引き上げられました。 
 
IMFは、25日に発表した報告書「世界経済見通し」で、韓国のことしの経済成長率の見通しを4月時点の1.5%から1.4%へ、0.1ポイント引き下げました。
 
IMFは韓国の経済成長率について、去年7月から5回連続で引き下げていて、4月の時点でも、1.7%から0.2ポイント下げていました。
 
IMFが今回発表した見通しは、韓国銀行の見通しと一致しています。OECD=経済協力開発機構と韓国開発研究院は1.5%、アジア開発銀行は1.3%と予測しています。
 
来年の韓国経済の成長率については、IMFは従来どおり2.4%に据え置きました。
 
一方、ことしの世界経済全体の見通しは、2.8%から3.0%へと0.2ポイント引き上げました。
 
アメリカの債務上限問題が解決したことや、シリコンバレー銀行の破綻とクレディ・スイスの経営危機が落ち着いたことによって、金融市場の不安が緩和されたほか、新型コロナウイルスの終息によって観光などのサービス消費が急増している状況を踏まえたものだということです。
 
国別に見ますと、アメリカ、イギリス、日本は第1四半期の消費と投資が期待を上回ったことを受けて、成長率の見通しを引き上げました。イタリアとスペインも観光業の需要が回復している影響で見通しが上方修正されています。
 
一方、ドイツは製造業の不振や第1四半期の実績が予想を下回ったため、成長率が引き下げられました。
 
IMFは、世界経済が短期的には回復傾向をみせているものの、依然リスク要因は多いとして、金融市場に対する管理・監督の強化、中長期の財政健全性の確保、労働市場の柔軟性の改善、カーボンニュートラルの実現などを強調しました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >