韓国インターネット通販大手クーパンが11日、ニューヨーク証券取引所に上場しました。
初値は公開価格35ドルの81％高となる63.50ドルを付け、終値は40.7％高の49.25ドルでした。
ウォールストリートジャーナルは、公開価格を基準にするとクーパンの企業価値は630億ドルに上ると報じていますが、11日の急騰により、企業価値はさらに膨らみました。
クーパンの創業者でもある、クーパンの理事会のキム・ボムソク議長はCNBCテレビに出演し、「韓国は『漢江の奇跡』を成し遂げた国だ。漢江の奇跡に参加することができて嬉しい」と話し、「上場後も、配送を含め革新的な技術に投資し、韓国の地域経済と雇用創出に力を入れていく」と語りました。
アメリカでの新規株式公開（IPO）で、クーパンは海外企業としては2014年の中国・アリババ集団以来の大型案件となりました。
アメリカの主なメディアも、クーパンを「韓国のアマゾン」として紹介するなど、高い関心を示しています。