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恐竜「デイノケイルス」 なぞが解ける

Write: 2014-10-23 11:14:26

ティラノサウルスより大きい肉食恐竜と推定されながらベールに包まれていた恐竜「デイノケイルス」のほぼ全身の骨格が、韓国、日本、モンゴルなどの研究チームによって解明され、23日付のイギリス科学誌「ネイチャー」に発表されました。
この恐竜は、1965年にモンゴルのゴビ砂漠の白亜紀後期、およそ7000万年前の地層から長さ2,4メートルもある腕の化石が見つかり、さらに2006年と2009年にも頭部や脚部などが発掘されましたが、違法に持ち出され、後日、ドイツで見つかり研究が続けられてきました。
このほど発表された内容によりますと、「デイノケイルス」の成体は、高さ11メートル、体重6.4トンと推定され、細長い頭にはくちばしがあり、背中に大きな帆のような突起を持っていたものとみられるということです。
また、腹部から1400個以上の小石や魚の骨が発見され、植物を食べて小石で消化を促していたほか、魚も獲って食べていたものとみられ、雑食性だった可能性が高いということです。
研究結果は、23日付けの科学ジャーナル「ネイチャー」に「今週注目される論文」として紹介されました。
研究は、韓国の地質博物館のイ・ユンナム館長が主導し、日本、モンゴル、カナダ、ベルギーなどの研究者が参加しています。韓国人が主導した古生物学論文が「ネイチャー」に掲載されたのは初めてです。

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