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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、今月23日に開会式を迎える東京オリンピックに合わせて日本を訪れる意向を日本側に伝えたと日本のメディアが報じました。
産経新聞が6日、日本政府の関係者の話として報じたところによりますと、韓国政府は日本側に対し、東京オリンピックに合わせて文大統領が日本を訪れる意向を伝えていたということです。
文大統領の日本訪問が実現すれば、菅義偉首相は、就任後初めてとなる対面での韓日首脳会談を行う意向だということです。
文大統領と菅首相は、菅首相の就任直後の去年9月に電話会談を行っています。
イギリスで先月、開かれたG7=主要7か国首脳会議の際には、あいさつは交わしたものの、会談は行っていません。
また産経新聞は、次の2024年オリンピックの開催地・フランスのマクロン大統領やアメリカのジル・バイデン大統領夫人などの要人が東京オリンピック開会式に合わせて日本を訪れる意向を日本政府に伝えてきていると報じました。
産経新聞のこうした報道について、加藤勝信官房長官は6日、定例の記者会見で、「東京オリンピックに合わせた各国首脳の日本訪問については、IOC=国際オリンピック委員会と各国のオリンピック委員会と間で調整が行われている。韓国でも、こうした調整が行われていると承知しているが、現時点で、日本側に文大統領が日本を訪れるという通知があったわけではない」と話しました。
産経新聞のこうした報道について、大統領府青瓦台の関係者は、6日、「現時点で、決まったことは何もない。ただ、韓日首脳会談の成果を出す前提条件で、本格的に検討できる。今は様子を見極めている」と述べました。