今月は乗り物シリーズということで、高速バスや郊外電車の乗り方をいろいろとお話してきましたが、今週からはタクシーです。それでは今日も留学生の山田君とお友達の金さんの会話からです。
金さん 山田君、授業遅刻しそうだからタクシー乗って行きましょうか。
山田君 そうですねえ。地下鉄の駅から学校までけっこうありますしね
金さん それに今日の講義は一番奥の校舎でしょう。歩いたら校門から15分 以上かかるわよ。
山田君 えっ、校舎の前まで、学校の中までタクシー入るんですか?
金さん もちろんよ
韓国ではタクシーはどこで乗っても、どこで降りても自由です。フランスではタクシー乗り場以外ではタクシーを拾えないという話を聞いたことがありますが、韓国はそんなことはありません。
どこでも手を上げればタクシーをひろえます。ただし、自分がひろったタクシーに横から人が入ってきてさっと先に乗られてしまうなんていうこともたまにはあります。そういう意味では特に週末の夜間のタクシーを拾うなんていうのは、まさに弱肉強食の世界です。
そして降りるのも、韓国はソウルも釜山も周りが山や高台で囲まれています。そのため家が山の上、高台にある人もいます。市場で買った大きな荷物をもったおばあちゃんが山の上の家の前までタクシーで行ってもらうというのはよくあることです。
私なども荷物が多いときなど、道路ではなくアパートの入り口前までタクシーに入ってもらうこともよくあります。
ということで韓国マナー、韓国ではタクシーはどこでも好きなところで拾うことができ、また家のまん前、大学のキャンパスの中にもはいってくれます。