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ライフスタイル

キムジャンは皆で

2016-11-07

キムジャンは皆で
立冬となり今月はまさにキムジャンの季節なんですが、キムジャンをする際にもいろいろと韓国らしい習慣があります。そこで今月はキムジャンと関連した韓国のマナーをご紹介します。それでは今日もまずは留学生の山田君とお友達の金さんの会話からです

山田君  今週の土曜日、教授の家に呼ばれたんだけど、一緒に行きませんか。 
金さん  今週はちょっと忙しくて キムジャンをするので
山田君  金さんも手伝うんですか?
金さん  うちの親戚のおばさんたちが我が家に集まってするので、私もそれなりに手伝わないとね。キムジャンは皆で集まってするものなんです。

キムジャンを一人でするという人はいません。だいたい家族や親戚、ご近所さんや友人などが集まって行うものです。
そしてその際には集まった人の家の分だけ漬けます。たとえばアリスさんは最近は2人の妹さんと3人でキムジャンをするといいます。その場合、3軒分のキムチを一緒に漬けてそれぞれ自分の必要な分だけ持ち帰るのです。
韓国にはキムチ冷蔵庫がありますが、その中でキムチを保存する際にはキムチ用の大きなプラスチックの容器に入れて保存します。どこの家庭でもこの容器を何個か持っていて、キムジャンをする際にはこの容器を持っていき出来上がったキムチを入れて持ち帰り、キムチ冷蔵庫にいれて保存します。
キムジャンをする際にはよく白菜50個漬けたなどという話をよく聞きます。昔はそれこそ100個漬けたなどという家もありましたが、さすがに最近はそこまではいかず、50個つけて3軒の家で分ければ15,6個ずつということになります。
50個の白菜を漬ける場合には、白菜以外にも副材料となる大根、長ネギ、セリ、そして調味料として唐辛子粉、アミの塩辛のような塩辛類、ニンニク、生姜などを全部そろえなくてはならず、その量も非常に多くなります。それで多くの人手が必要になるのです。
それにたくさん漬けた方が美味しい、調味料の配合など味付けが難しく、失敗したら大変なのでやはりベテランのお母さんが指揮をするということになるのでしょう。
ということで韓国マナー、韓国ではキムジャンをする際には親類、ご近所、友人などが集まっておこないます。そして漬けたキムチはそれぞれの家で必要な分だけ持ち帰ります。

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