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ピープル

‘人流・物流で実利重視’

2013-05-27

韓日関係が悪化しているなか、長崎県が今月1日、10年ぶりにソウル事務所を復活。
所長として赴任した鈴木史朗さんの素顔に迫ります。

鈴木史朗さんのプロフィール:
長崎県職員(40歳)
2006年:韓国延世大学語学堂で語学研修
2010~2012年:自治体交際化教会ソウル事務所勤務
2013年:長崎県ソウル事務所所長

韓・日の童謡に違和感ない



長崎県ソウル事務所再開の目的は?
「10年前までの活動は、交流や姉妹都市提携などが中心。今回は実利を重視。
観光客誘致のほか、長崎の物産品販売にも力を入れ、実利を上げること。
何よりも、ウインウインの関係を大事したい」

韓国での手始めの仕事は?
「修学旅行を誘致し、FIT・個人旅行客をターゲットに、長崎県の魅力を発信したい。
長崎には、おくんち、ランタンまつりなど独特のお祭りも多くいいですし・・・」

悪化した韓日関係のなかで、実利を目指す活動に心配は?
「レセプションの招待客の中に、タイミングが良くないとの意見があり、少し心配だった。
しかし、こういう時期だからこそ、国は国なので、地域や草の根は分けて考えるべき」

自治体による国際交流とは?
「日本が嫌いだからといって、日本人がきらいということではない。
最終的には人と人とがどう魅力を感じるかだと思う。                      
今までの枠を越えて、実利を取り込むための活動をしていきたい」

鈴木さんにとって、長崎は?
「対馬は、かつて日本と韓国の人流の中心だった。
長崎県は江戸時代の朝鮮通信史が行き交った対馬の役割を・・・」

人流という言葉をたびたび使う鈴木さん。その思いは?
「地方に積極的に出かけて、韓国らしさを感じるところをじっくり見たい・・・ 」

10年ぶりに復活した長崎県ソウル事務所。
その活動の源に、交流+「実利」・「人流・物流」という新たな潮流を感じさせます。
これまでより現実主義に立った自治体交流の新たな挑戦です。 

合気道は“人間愛”

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