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ピープル

“支えられ、支える” ~支援は循環する!           

2013-06-24

6月の「見た!韓国の素顔」は、不登校、引きこもりなどに苦しむ若者を支援しようと、去年11月ソウルに拠点を作り、韓国のNPOと交流する日本のNPO法人「K2インターナショナル KOREA」の代表、山本正登さんの素顔に迫ります。

「K2インタナショナル KOREA」とは・・・
横浜に本部をもつ会社が設立したNPO法人
不登校、ひきこもり、不就労などに苦しむ若者とソウルで共同生活しながら自立を支援
2012年11月、オーストラリア、ニュージーランドに続いて開設

代表 山本正登さんプロフィール
中学時代に不登校で支援を受け、その後支援する側へ
K2インターナショナルKOREAの代表として、現在5人の若者と共同生活中                                              
 
半年余りの韓国での活動と交流で何を感じていますか?
「韓国にきてスピード感にびっくり!韓国の若者のエネルギッシュな対応が日本の若者に良い影響を与えている・・・。非常に早い!何か提案すると、ポンと3つくらい返ってくる」

働く喜びを若者と分かち合うために、始めた屋台ビジネスの活動は?
「これから私たちが韓国で広げたいたこ焼きビジネスは、若者でもできる仕事として、いろいろなイベントに招かれていくが、たこ焼きだ!って喜ばれている。その喜びの中で、自分の作ったものが売れたり、お金を出してもらったりして元気になっていく。大きな収穫です」

自ら不登校に陥り、もがき苦しみ、支え・支えられた山本さんの信念とは?
「僕自身が支えられて今になったと実感。そのことを私だけにとどめるのではなく、若者に伝えていきたい。支援は循環するんだと・・・私はその生き証しになる!」

ソウルでの山本さんの活動を手助けしてきたのは、人と人をつなぐ活動を続けるカン・
ノヨンさん。その思いは?
「市民レベルの交流は大事。政治レベルでは限界、壁がある。利害関係のない信頼関係を生活の中で作っていくことが大事」                             
                   
山本さんとの関係はどんなもの?                                   
「韓国語で、家族はシック、食べる口と書く。一緒に食べれば家族になるという意味で、  私は山本さんとは、日本人と韓国人ではなく、シック、家族だと思っている」

国際交流は“Respect”が大切



山本さんの夢は?
「韓国にとどまらず、台湾、中国、インドネシアなどこれからアジアとどうつながっていくのか、まず、韓国からとイメージしている。日韓にとどまらず、生きづらかったり、夢がなかったりしている若者に、『でもそうじゃないでしょ!』って、つながってそう表現したい!」

*現代社会の生き辛さのなかで、もがき、苦しみむ若者は、韓国、日本とも5人に1人いるとも伝えられている。
同じ課題を抱えた韓日の若者が交流しながら、元気を取り戻すための支援を始めた山本さんの活動は始まったばかりです。
その活動はこれまでにない、新しい韓日交流の一つです。

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