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経済

韓国水力原子力が古里2号機の安全性報告書を提出 運転継続か

Write: 2022-04-05 14:46:00Update: 2022-04-05 14:47:31

韓国水力原子力が古里2号機の安全性報告書を提出 運転継続か

Photo : YONHAP News

原発を運営する韓国水力原子力は4日、来年4月に設計寿命を迎える古里(コリ)原子力発電所2号機について、定期安全レビュー(PSR)の報告書を国の原子力安全委員会に提出したことがわかりました。
定期安全レビューは、原発の安全性を確認するために10年ごとに行われるもので、原子力安全法は、設計寿命が到来した原発を稼働するには、定期安全レビューの報告書を原子力安全委員会に提出するよう定めています。
報告書の提出期限は去年4月8日まででしたが、監査院が古里2号機について経済性評価を追加で要請したため、韓国水力原子力は原子力安全委員会に報告書の提出期限を1年遅らせるよう求め、今月8日が期限となっていました。
韓国水力原子力が報告書を提出したことについて、尹錫悦(ユン・ソンニョル)新政権の発足に合わせて、来年寿命を迎える古里原発2号機の運転を延長する手続きに入ったという見方が出ています。
尹氏は、先の大統領選で、寿命が終わった原発は閉鎖するという文在寅(ムン・ジェイン)政権の「脱原発政策」を破棄することを公約として掲げています。
原子力安全委員会は、報告書の内容をもとに審査を行い、原発の運転継続を承認するかどうか判断する方針です。
ただ、審査にはかなりの時間がかかることから、来年4月までに結論が出なかった場合、古里2号機の運転は一旦停止することになります。
韓国では、古里3号機が2024年9月に、古里4号機とハンビッ1号機がそれぞれ2025年に設計寿命を迎えます。

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