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ライフスタイル

秋夕のマナー

2013-09-23

秋夕のマナー
恥をかかない「韓国マナー」、今週は秋夕と関連した習慣についてご紹介
しましょう。
留学生の鈴木君、秋夕の長い連休、どうして過ごそうかと思っていたところ
韓国語語学スクールの先生が自宅に招待してくれました。

先生   鈴木君、秋夕の連休。日本に帰らないのなら私の家に遊びに来ると言い。
     韓国の秋夕を身をもって体験してみなさい。
鈴木君  先生、ありがとうございます。
     それでは遠慮なく伺います。
先生   じゃあ、秋夕の19日の7時に私の自宅に来てください。
鈴木君  はい、夜の7時ですね。
祭祀(チェサ)をするんですね。
先生   いいえ、朝の7時です。
秋夕の茶礼(チャレ)を見るには早起きしないとね


韓国では祭祀(チェサ)と呼ばれる祖先の命日に行う行事は夜遅くに
家によっては真夜中近くに行われます。
しかし茶礼(チャレ)と呼ばれる秋夕と旧正月に行われる行事は
朝早く行われるのが特徴です。

前の日に作ったお供え物の料理を朝早くから並べて家で茶礼を行い
その後、さらに墓参りに行くというのが茶礼の過ごし方です。
しかし最近は道路が混むので、墓参りは事前に行くという家が増えています。

また祭祀は命日に行うのでその日にちは家々ごとに違います。
一方、茶礼と呼ばれる行事は現在は秋夕と旧正月の2回だけ行われていますが、昔は端午の節句や大晦日など1年に何度も行われていました。

茶礼のお供えも祭祀のお供えと根本的には違いありません。
山の幸、海の幸を供えるので、果物、お餅、ナムル類、肉類、魚類などが
あがります。
ただ秋夕を代表する、秋夕だけのお供え物には松餅(ソンピョン)と呼ばれる
松の葉と一緒に蒸したお餅があります。
またソウルなどの地方ではトランクッとよばれる里芋の汁があがるのも秋夕ならではのことです。

また命日に行われる祭祀のときには、その日が命日のご先祖様の数だけご飯と汁、
箸とサジがあがりますが、茶礼の時にはご先祖様全体ということになるので
箸やサジ、ご飯や汁の数も増えます。

ということで「恥をかかない韓国マナー」、秋夕と旧正月に行われる茶礼の行事は朝早く行われます。家によっては午前6時からなどというところもあります。とにかく茶礼の時には早起きが、一方の祭祀の時には夜更かしが 必要です。

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