今週は韓国のクリスマスの習慣についてご紹介しましょう。
何せ、国民の半分以上がキリスト教徒という韓国です。
クリスマスの過ごし方も日本とはちょっと違います
留学生の鈴木君と金さんの会話です
金さん 鈴木君、明日のイブとあさってのクリスマス、何か予定でも
ありますか?
鈴木君 いえ、特別には。
金さん じゃあ、誘おうかな。
鈴木君 何ですか? クリスマスパーティ?
朝まで飲み通しとか?
金さん 残念ながら私はカトリック教徒なので、明日のイブもあさっての
クリスマスも聖堂でミサがあるの。私の行っている明洞聖堂は
一番有名なカトリックの教会だから、ミサを見に来ませんかと
誘おうかと思ったんだけど。
鈴木君 ミサですか!? 一般の人も行っていいの?
金さん 今は明洞聖堂の前には イエス様誕生の場面をかたどった綺麗な
お人形や飾りもあるので、ぜひ見に来てください。
鈴木君 飲んで騒いでのクリスマスじゃないのは残念だけど、でも
ちょっとお邪魔しましょうか
キリスト教の人々にとってイブとクリスマスはとても大切な日です。全国の教会で大規模なミサや礼拝が行われます。また教会主催の音楽会などが開かれるのも
この時期の特徴です。
では日本のようなクリスマスパーティなどは無いのかというと、そんなことはありません。イブの夜には韓国の繁華街はどこも人でいっぱいです。特にソウルの明洞は先ほどの会話にも出てきた明洞聖堂もあるため、ミサに来た人も含めて大勢の人々で賑わっています。
また家々にはクリスマスツリーが飾られますが、アパートの多い韓国らしくなぜかそういうアパートでは外からも見られるように窓際にツリーを飾る家が多いようです。
リスナーの皆さんも、メリークリスマス!