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ライフスタイル

韓国人と赤色

2014-06-16

韓国人と赤色
留学生の山田君がお友達の金さんとカードを選んでいます。どうも父の日用のカードを選んでいるようです

山田君 韓国は5月の「オボイナル(父母の日)」で両親一緒に済ませてしまうからいいですよね。日本は母の日と父の日を別にするので、今月は父の日用のカードが欲しいんですが。
金さん 残念ながら、韓国製はないようね。でもアメリカ製など輸入物のカードなら父の日用のものがあるかもしれないわよ。
山田君 これがいいかな。絵もきれいだし。
金さん でもそれ字が赤で書かれてるわよ。名前を赤で書くのは韓国ではタブーなのよ。
山田君 名前を赤で書くのはタブーなんですか?


韓国人にとって赤という色は非常に複雑な意味があります。2002年のワールドカップで公式サポーターレッドデビルが登場するまで、赤という色はどちらかというと韓国人にとってはタブーの色でした。
その第1の理由が、韓国ではお葬式のときに棺の上にのせる布には死んだ人の名前が赤字で書かれます。ですから日本と違い、赤という色は決しておめでたい色ではなく、むしろ弔いを連想させる色なのです。
ですから韓国では人の名前を書くときに赤字で書くことはしません。タブーです。
もう一つ韓国人が赤色をタブーとしてきた理由は、赤が昔は共産主義者を指した言葉だったからです。赤の韓国語からきた「パルゲンイ」という言葉は共産主義者を意味し、南北分断の韓国ではまさにタブーな色でした。
しかし今では真っ赤なTシャツを着た人々が街頭応援に繰り出します。赤色のタブーも変わりつつあるようです。

ということで、 恥をかかない「韓国マナー」、韓国では赤という色はおめでたい色ではありません。特に人の名前を書くときに赤色で書くのはタブーです。それは死者の名前を赤色で書くからです。

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