きょうはご紹介した企業は、ソウル市松坡（ソンパ）区に本社を置く「アールサポート」です。
「アールサポート」は、遠隔支援サービスに必要な技術を早めに確保し、市場を開拓してきたグローバルなソフトウェア企業です。
「アールサポート」は2001年に設立されて以来、遠隔支援の市場を開拓してきました。遠隔支援は、お客様のパソコンの画面をインターネット経由で確認しながら技術サポートを行うものです。「アールサポート」は2002年にアイコンをクリックするだけで遠隔支援を受けることができるソフトウェア「リモートコール」を開発しました。



ITの専門家でなくても、簡単に使える「リモートコール」は多くの支持を受け、「アールサポート」は韓国の金融業界を中心に多くの企業に「リモートコール」を提供し、成長の足場を築いていきました。
設立翌年の2002年から海外市場の開拓に本腰で取り組み、今では、遠隔支援ソフトウェアの市場で世界5位、アジア1位の市場シェアを占めています。「三星電子」「LG電子」「ソニー」「東芝」など世界的なパソコンメーカーや携帯端末メーカーが「リモートコール」を採用していて、日本最大の移動体通信会社、「NTTドコモ」から投資されるほど、高い信頼を得ています。
この会社が最近力を入れているのは、テレワークの市場です。会社の外からもオフィスにあるパソコンに接続し、作業できる「リモートビュー」や、いつ、どこでも簡単にテレビ会議ができる「リモートミーティング」など、テレワークをサポートするための製品をすでに開発している「アールサポート」は、働き方の変革をリードしていく企業として注目されています。