メニューへ 本文へ
Go Top

経済

食品事業を手掛ける「CJ第一製糖」

#韓国技あり企業 l 2018-04-30

きょうご紹介した企業は、ソウル市中区にある「CJ第一製糖」です。
「CJ第一製糖」の設立は、韓国戦争が終わった1953年にさかのぼります。設立当初は、韓国で最初に砂糖を生産したほか、小麦粉や食用油など、人々の食生活に不可欠な基礎的な食品を手がけました。1975年には、じっくり煮込んだ牛骨エキスに玉ねぎ、ニンニクなどの野菜と薬味を配合した調味料「タシダ」を発売し、大ヒットしました。その後も肉の加工食品や薬味、韓国で最初の常温保存可能な即席ご飯「ヘッパン」など時代のニーズを反映した製品を次々と発売し、韓国1位の総合食品メーカーに成長。2002年には、韓国の食品業界では初めて売上2兆ウォンを達成しています。



「CJ第一製糖」は、2010年に韓国料理ブランド「ビビゴ」を立ち上げました。家庭料理の味を実現するために肉の加工、キムチ、調味など各分野の専門家が集まって最高のレシピを開発し、家庭で料理をつくるときと同じくらい丁寧につくりあげています。海外でも手軽に調理できるようにするため、常温でも食感や色、味を保ちながら簡単に保存できるようにするための技術の開発に力を入れました。これにより、「調理済み食品は安いインスタント製品で品質が低い」というそれまでの否定的な認識を、「わずか5分で手軽に調理して食べられる、とても温かくておいしい家庭料理」という前向きな認識に改めることができました。
「ビビゴ」を世界的な韓国料理のブランドに育てるため、2011年に海外に進出した「CJ第一製糖」は、韓国料理の現地化により、海外市場をどんどん広げています。味の現地化にとどまらず、アメリカや中国、ベトナム、ロシアなどに海外生産拠点を設け、韓国料理の韓流ブームをリードしています。


おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >