きょうご紹介した企業は、ソウル市瑞草（ソチョ）区にある企業で、ＩＴを活用した金融サービス、フィンテックの分野をリードしている「フィノテク」です。



「フィノテク」は2008年11月から営業をスタートしました。電子登記、身分証明書が本物なのかどうかの確認、テレビ電話、手書きの署名による認証といった中核的な技術を基盤にフィンテックビジネスを展開しています。
「フィノテク」は、不動産を担保として提供して融資を受ける際、不動産の登記事項の確認など、すべての手続きをネットで済ませることができるシステムも開発しました。以前は、融資の申請から完了まで2〜3日かかっていましたが、紙の書類の提出や窓口への訪問をせずに30分以内で終わらせることができるサービスです。
「フィノテク」のサービスは、韓国の金融機関の70％以上で採用されています。海外でも活躍しています。2016年にドイツのＩＴ企業「ウェブＩＤソリューション」との間でフィンテック事業に関する協力に向けた覚書を締結したほか、アメリカの電子商取引企業である「アマゾン」や「イーベイ」などに本人認証サービスを提供するカナダの「Trulioo」社と契約を結びました。
最近では、「ロボット・カウンセリング」サービスを開発し、市場拡大に拍車をかけています。