きょうご紹介した企業は、ソウル市瑞草（ソチョ）区に本社を置く「BFメディカルグループ」です。
「BFメディカルグループ」はヘルスケア専門企業で、国内外の病院に対する経営支援や外国人患者の誘致のほか、遺伝子検査、幹細胞研究などにもとづく医薬品・化粧品の研究開発などを行っています。



このうち重点ビジネスは病院経営支援サービスで、2001年から展開しています。
韓国の医療機関は、海外市場に直接進出して病院を運営したり、共同投資やフランチャイズの方式で地元の人々に医療サービスを提供しています。しかし、その多くが、医療機器の購入から財務、税務、マーケティングなどを直接行っているため、資金や労働力の面で負担が大きいのが現状です。これに対し、経営を専門企業に任せれば、医療スタッフは診療に専念することができ、患者はきめ細かなサービスを受けることができます。病院経営支援サービス専門会社は、韓国の医療サービスを利用するために韓国を訪れた外国人の患者に対し、通訳や宿泊などを提供する役割もしています。
「ＢＦメディカル」は設立初期から中国市場への進出に挑戦しました。現地の顧客が望むものなら何でも提供できるようにスタッフを専門家で構成し、系列会社はどれも医療・バイオ分野に最適化された会社となっています。
国際医療協力ビジネス専門企業として、海外市場への攻略に拍車をかけている「ＢＦメディカル」は、先月開かれた「大韓民国サービス輸出大展」で、中国企業から5000万人民元規模の投資を取り付けるなど、
新たな海外パートナーをみつけました。
「ＢＦメディカル」は、進出する国と分野、規模をどんどん広げ、医療の韓流を牽引しています。