きょうご紹介した企業は、ドローンボット＝ドローンとロボットを組み合わせて多様な作戦を遂行する戦闘団の指揮統制能力の向上に取り組む防衛関連企業「ハンファシステム」です。

韓国陸軍では、ミサイル戦力、起動部隊、特殊任務旅団、個人の装具を先端化した個人先端戦闘システム、ドローンとロボットを活用した有人・無人の複合戦闘システムからなる地上作戦遂行概念「５大ゲームチェンジャー」を推進しており、「ハンファシステム」では、ドローンボットを制御する指揮統制システム、電力を充電するシステムなどについて、主に研究しています。

「ハンファシステム」は、韓国で1位の軍需企業「ハンファ」の系列会社で、1978年に防衛事業に参入しました。進んだ技術力、研究人材、設備投資をもとに軍の兵器体系の頭脳と神経系に当たるレーダー、電子光学機器や通信システムにおいて、最先端の技術を保有しています。

代表的な製品は、3次元の多機能レーダーや、精密監視機能の強化や警戒システムの先端化を可能にする無人地上センサー、従来の機器に比べて探知距離などの性能が2倍以上向上した赤外線戦場監視システムなどで、韓国軍の戦力増強に貢献しています。「ハンファシステム」は、特に、高出力のレーザーを使って、ドローンに無線で電力を送るドローン無線充電システムの分野で頭角を現しています。第4次産業革命の中核技術の採用にも力を入れています。

「ハンファシステム」は、ITに基づく最先端の軍需技術により、韓国政府が進める国防改革を技術面からサポートしています。