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経済

伝統的な方法でマッコリをつくる「福順都家(ポクスンドガ)」

#韓国技あり企業 l 2018-09-24

ⓒ Boksoon

きょうご紹介した企業は、蔚山(ウルサン)市蔚州(ウルジュ)郡にある会社で、マッコリを手がける「福順都家(ポクスンドガ)」です。「福順都家」は、2010年に設立され、昔から伝えられてきた伝統的な醸造方法で丁寧にマッコリをつくっています。

「福順都家」では、防腐剤や人工菌を添加せず、韓国産の新米と麹だけを使っています。地元で生産された新米と地下水で強飯を炊き、伝統的な方法で麹をつくっています。麹が発酵する過程で自然に発生する天然の炭酸が清涼感と味わいを高めています。また、栓を開ける時に容器を振らなくても、自然にマッコリが混ざるため、「シャンパン・マッコリ」とも呼ばれています。100%手作りなため、季節によって少しずつ味が変わるのも特徴です。


ⓒ Boksoon

「福順都家」は、土、稲わら、炭など伝統的な素材を使って醸造所を設計し、酒造りの現場を体験できる観光地として発展させています。また、伝統的な発酵法を体系的に確立し、設立から2年後の2012年、韓国で開かれた「ソウル核セキュリティーサミット」で各国首脳をもてなすための「乾杯酒」に選ばれました。2015年にはサンフランシスコ国際ワインコンペティションで金賞、イギリスの酒類品評会で銀賞を受賞するなど、次々と権威ある賞を受賞し、プレミアムマッコリ市場で頭角を現しています。


ⓒ Boksoon

「福順都家」のマッコリの値段は一本1万2000ウォン。普通のマッコリの10倍くらいです。手作りなため、販売できる本数は1日200〜300ボトルに限られています。それでも、注文が殺到し、毎年30%ずつ売り上げが伸びていて、日本と香港に輸出されています。

韓国の伝統酒、マッコリを魅力を世界に広めている「福順都家」。今後のさらなる活躍に注目です。

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