きょうご紹介した企業はソウル市江東(カンドン)区にある中小企業で、機能性化粧品を手がける「メディアンス」です。
「メディアンス」は2008年に「ヒストラボ」という社名でスタートし、2012年に今の「メディアンス」に社名を変えました。
最近、化粧品業界で注目されているのは、化粧品=コスメティックと医薬品=ファーマシューティカルを組み合わせた「コスメシューティカル」です。医学的に検証された成分を含有した化粧品を意味します。「メディアンス」は、植物の幹細胞をベースにした化粧品を作っており、コスメシューティカルのリーディングカンパニーと評価されています。
「メディアンス」は2009年、植物の幹細胞抽出物を含有した製品を発売しました。そして、2014年には、新しいペプチド=アミノ酸が2つ以上結びついた化合物と、成長因子を含有する組成物を開発し、特許を取得しました。「メディアンス」は、化粧品の効果を最大限に引き出すための美容機器や、その機器を効率的に使うためのプログラムなど、専門的なビューティー・ソリューションも開発しました。また、皮膚科専門医からなるグループをつくり、開発、効能検証、安全性テストなど、すべてのプロセスにかかわっています。「メディアンス」の製品とソリューションは、韓国の皮膚科や美容整形外科など1万以上の病院やクリニックで 使われており、25の国と地域に輸出されています。