きょうご紹介した企業は、ソウル市九老(クロ)区にある中小企業で、スイッチを手がける「エスエムスイッチ」です。
「エスエムスイッチ」は1995年にソンムン電子という社名で設立され、2015年に今の社名に変えました。
設立当時、スイッチはほとんど海外から輸入していましたが、電気・電子製品に不可欠な部品であるスイッチの国産化に成功すれば、大きなビジネスチャンスがあると思い、国産化に取り組みました。いろいろなスイッチを調査し、研究し、回路を設計し、専門家を訪ねてアドバイスを求め、開発に励み、「プッシュボタンスイッチ」の国産化に成功しました。
2005年にはシステムエアコンや自動化設備制御機器など、精密な制御が必要な機器に適した「ロータリー・ディップ・スイッチ」の国産化に成功し、2008年には「ミニ・ロータリー・ディップ・スイッチ」を韓国で最初に国産化し、国務総理表彰を受賞しました。
優れた技術力をもとに数百種類に上るスイッチを製造している「エスエムスイッチ」は、三星SDI、LS産電、現代重工業、トヨタ、富士通など、国内外の大企業に製品を供給しています。