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経済

大手製菓メーカー、「オリオン」

#韓国技あり企業 l 2018-03-12

きょうご紹介した企業は、ソウル市龍山(ヨンサン)区にある大手製菓メーカー、「オリオン」です。
「オリオン」は、アメリカの菓子業界専門誌である「キャンディ・ インダストリー」が発表する「製菓業界のグローバルトップ100」でことし14位になり、韓国の製菓企業では唯一、6年連続で15位以内に入りました。



「オリオン」は1956年に設立されて以来、「チョコパイ」や「ポカチップ」などのヒット商品を生み出し、韓国の製菓市場をリードしてきました。国内市場だけを舞台にしては成長に限界があると考え、1990年代から海外市場の開拓に取り組みました。韓中国交正常化により巨大な中国市場の扉が開かれた1992年、中国をはじめとする海外市場への進出を本格化させ始め、ベトナムやロシアにも工場を設立し、グローバル市場を開拓しました。
現在、「オリオン」の製品が販売されている国は、アメリカ、ブラジル、イランなど60か国あまりです。このうち、現地法人を設置している中国、ロシア、ベトナムでは、「チョコパイ」の販売量が年間5億個を超えています。
「オリオン」の代表的な売れ筋商品である「チョコパイ」は1974年に発売されました。2年余りにわたる開発期間を経て誕生した「チョコパイ」は、進化を重ねてきました。「オリオン」が持つ独自の技術力により、防腐剤やアルコールを使わずに酷寒のロシアから、灼熱の地、中東地域まで、品質を保ちつつ、濃厚で甘い風味、よりまろやかな食感を実現しています。特に、海外向けの製品は、文化の違いを乗り越えるため、国ごとに原料を少しずつ変える現地化を行っています。

「オリオン」の目標は、グローバルな総合食品メーカーになることです。そのため、まず、ことし上半期に韓国でプレミアム健康補助食品を発売し、来年は、中国の機能性飲料市場に進出する計画です。




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