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文化

外国人による韓国料理のオーディション「デリシャス・ソウルストーリー」

2011-12-13



11月25日、ソウルのあるスタジオで、韓国料理オーディションの決勝戦が開かれました。このオーディションはソウル市が外国人を対象に開いたもので、オリジナリティに富んだ新しい韓国料理のレシピを競うものでした。最終ラウンドに進んだ参加者は13倍の競争を勝ち抜いてきた実力者たちです。

「デリシャス・ソウルストーリー」と名付けられた韓国料理コンテストの予選は、10月、動画のポータルサイト「ユーチューブ」を通じて動画を募集する方法で行われました。オーディションの予選に参加した人たちの動画には料理のレシピだけではなく、それぞれの国の特色と韓国の文化が盛り込まれていました。コンテストに参加したのは27ヶ国、64チームで、ソウルで開かれる決勝戦に進出したのは4ヶ国、5チームでした。

2時間にわたって開かれた韓国料理レシピの決勝戦。決勝に進出した人たちは真剣な面持ちで、材料を刻んだり、炒めたり、自分が開発した韓国料理を披露するために頑張りました。



2つのチームが決勝に進出したインドネシア。インドネシアでよく食べているマンゴーとインドネシア風えびせんのクルプックを入れた韓国料理のチャプチェやインドネシアのサラダ料理「ガドガド」をアレンジしてピーナッツソースを添えたビビンバなどを披露しました。ハワイからの参加者は アロハ・キムチチャーハンを、そして、ブルガリアからやって来た参加者は湯豆腐にキムチ炒めを添えて出す韓国料理、豆腐キムチをベースにしたメニューを紹介しました。イギリスの参加者のメニューは豚肉の炒めものと冷麺。2時間という短い時間に、2つのメニューと大根のキムチ、カクトゥギまで作って会場を驚かせました。このように、韓国料理をベースにして、それぞれの国の材料と風味を活かした独特なレシピが次々と紹介されました。

幸せそうな顔で韓国料理を作る外国人参加者たち。韓国料理に関心を持つようになったきっかけは韓流ブームだったそうです。韓国の音楽やドラマ、映画などを通じて韓国の文化に触れ、韓国料理を食べるようになったというのです。韓流ブームをきっかけに味わった韓国料理。オーディションに参加した人たちは韓国料理は一度味をしめると忘れられない、魅力的な風味だと評価していました。




グローバル韓国料理オーディション「デリシャス・ソウルストーリー」の優勝者はブルガリアチームの豆腐キムチでした。韓国の豆腐キムチは素朴な雰囲気の庶民の料理ですが、ブルガリアの参加者たちはオリジナルの風味を活かして、豆腐キムチを立派な一品料理に仕上げました。

ドラマから始まった韓流ブームが今、韓国料理まで広がっています。おいしくて、しかも健康に良い韓国料理、新しい韓流ブームの火付け役になること、間違いありません。

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