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文化

海外に輸出されたK-POPスター養成システム、インドネシアの「ギャラクシー・スーパースター」

2012-04-10



毎週日曜日の午後8時、インドネシアの民放テレビ局「インドシアル」では「ギャラクシー・スーパースター」という番組を放送しています。2月からスタートしたこの番組は、インドネシア・ポップス、I-POPミュージシャンを選抜するサバイバル・オーディション番組です。

3月16日、首都ジャカルタをはじめ、インドネシアの主な都市で行われ、1万人あまりが応募したオーディションを勝ち抜いた11人が韓国にやってきました。「ギャラクシー・スーパースター」は韓国の芸能プロダクションとインドネシアのテレビ局が共同で企画、制作した番組で、インドネシアでも人気を集めているK-POPとサバイバル・オーディションを結んで新しい番組を作ってみようというアイデアからスタートしました。この番組はK-POPそのものではなく、K-POPのインキュベーティング・システム、つまりスター養成システムにフォーカスをおいています。現地のオーディションで選ばれたスターの卵を、韓国での本格的なトレーニングとプロデュースを経て、再び現地でデビューさせるという企画です。



「ギャラクシー・スーパースター」が目指しているのはアーティストやスターを作り出すインキュベーティング・システムの輸出です。インドネシアだけではなく、アジアを中心にK-POPの人気が高い国々とも企画会議が進められるなど、韓国のスター養成システムが新しい文化交流のツールとして注目されているのです。



さて、インドネシア現地で開かれたオーディションに合格し、韓国に来た11人は6ヶ月にわたって、K-POPの本場、韓国を見てまわるだけではなく、最高のプロダクションでボーカル、ダンスなど本格的なトレーニングを受けています。韓国最高の実力を誇る作曲家や作詞家、ダンストレーナー、スタイリストなどが参加し、未来のI-POPスターをサポートしています。ただし、現地でのオーディションを通過した11人が全員、韓国に残れるわけではありません。最初の3ヶ月間、集中トレーニングを受けながら、その間に与えられたさまざまなミッションをクリアできた人だけが生き残るサバイバル形式なのです。3ヶ月後まで生き残った人たちが一つのチームになり、このメンバーたちに対して、残りの3ヶ月間、より専門的なトレーニングを受けさせ、デビュー曲をプロデュースします。彼らはインドネシア現地の最高のプロダクションと専属契約を結ぶことになっています。つまり、インドネシアでのオーディションで選ばれ、韓国でのトレーニングを通じてメンバーをえり分け、最終的に歌手としてデビューするシステムです。



トレーニングの合間をぬって、韓国の食べ物や伝統文化、ツアーなども体験することができます。「ギャラクシー・スーパースター」はK-POPを習うためではなく、K-POP文化、つまり、もっと韓国を知ってもらい、韓国とインドネシアの文化交流を広げていくためです。こうした企画はK-POPそのものだけでなく、K-POPスター養成システムなど、制作コンテンツも文化交流のツールになれる可能性を意味しているのです。

世界に向かってはばたきはじめたK-POP。これからはその制作コンテンツが韓流ブームをリードしていくのかも知れません。

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