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文化

韓国の人たちを魅了しているグリーンスポーツ、自転車

2012-05-15



KBS本館前にある汝矣島(ヨウィド)公園。いつもは運動をかねて歩くサラリーマンが多いのですが、週末になると、インラインスケートや自転車に乗っている家族連れでにぎわいます。

ここ数年、韓国ではサイクリングを楽しむ人が増えています。緑地事業の一つとして設置された自転車道路と環境にもヒトにもやさしいものを、と願うウェルビーイングブームが一つになってサイクリングが最高のスポーツとして見直されはじめたのです。



2010年現在、国民生活体育会に登録されている自転車同好会は900あまりで、会員数も2万4千人あまりとされています。彼らはオンラインで自転車に関する情報を交換したり、いっしょに自転車旅行に出かけたりしています。体育会に登録していない団体も多く、実際にサイクリングを楽しんでいる人は500万人以上になるとされています。韓国で年間2千万台ほどの自転車が売られていることからもその人気を実感することができます。

自転車マニアが増えるにつれ、サイクリング用品の売り上げも急増しています。本格的なサイクリングを楽しむマニアックな人もいますが、古い自転車を修理して乗っている人たちもたくさんいます。そのため、自転車を修理する店もにぎわっています。自転車で通勤する会社員も増えています。仕事が忙しくてジムに通う時間がない会社員にとって自転車での通勤を最高の運動になっているのです。



車道や歩道と分離されている自転車道路など、サイクリングのための環境は年々改善されています。自転車がない人や観光客の場合、地下鉄の駅の近くに設置されている無人の自転車レンタルシステムを利用してみるのも良いでしょう。汝矣島(ヨウィド)やワールドカップ公園がある上岩(サンアム)地区でテスト用に運営されている公用自転車も便利です。無人の自転車レンタルシステムは年間3万ウォンで会員に登録するか、1時間あたり千ウォンの利用料金を出せばだれでも利用することができます。

ソウルには永登浦(ヨンドゥンポ)区庁や地下鉄堂山(タンサン)駅など、無料の自転車レンタル所が設置されている所もあります。こうした場所には自転車用の駐車場も作られてあるので自転車を利用して通勤している人たちや自転車はないけれどでもサイクリングを楽しみたいという人たちに喜ばれています。

環境にもヒトにもやさしいことから、グリーンスポーツと呼ばれている自転車は今日も韓国の人たちの笑顔と健康をのせて走っています。

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