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文化

韓国の新しいトレンドになっている都市農業

2012-07-03



家の庭に小さい畑を作ったり、庭がないマンションなどでベランダを利用して野菜を育てたりするなど、韓国では今、都市農業が新しいトレンドになっています。

都市農業とは文字通り、都市の市街地で営まれている比較的規模の小さい農業のことで、家庭菜園もこれに含まれます。都市農業は自分で作った新鮮な野菜を食べるだけではなく、家族や近所の人たちと触れ合うコミュニケーションのツールにもなっています。



6月14日から17日まで、ソウルのど真ん中、ソウル市庁広場で第1回韓国都市農業博覧会が開かれました。この博覧会は、家庭菜園や貸し農園など、都市農業がブームになっている中、農業の価値と都会でも活用できる農業アイテムを紹介するために企画されたものです。博覧会は農業に触れる機会が少ない人のために農業技術を習ったり、体験したりできる施設を紹介し、家庭でも簡単に応用できるノウハウを教えたりするなど、都市農業ブームをさらに盛り上げようとするプログラムで進められました。

ソウル市は2012年を都市農業元年と定めました。そして、ソウル全体面積の1%を都市菜園にする方針を打ち出し、65億ウォンの予算を投入しています。竜山区(ヨンサング)二村洞(イチョンドン)には1000㎡ほどの規模の都市農業公園が作られました。その中にはソウル市民のための田んぼや畑が作られています。都市農業とは都会で生活している人が趣味として農業を楽しむことで、ソウル市だけではなく、他の地方自治体も都市農業への投資を発表しています。都市農業は大きな可能性を持った新しい産業としての価値を認められているのです。



都市農業博覧会では都市農業の基礎から応用までのさまざまなノウハウと家庭菜園に必要な道具などが展示され、関心はあってもなかなか手を出せなかった人たちに都市農業を始めるきっかけを作り出しました。都市農業は家のなかに緑と自然を取り入れることができるため、自然に触れる機会が少ない都会の人たち、特に子どもたちの情緒にも役立つとされています。都市農業を通じて、子どもたちは自分が食べているものがどんな過程を経て作られるのかや、農業の価値を知ることもできます。

都市農業は自然と触れ合い、手作りの野菜を食べることで都会の人たちの暮らしをより豊かに、健康なものにしています。

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