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文化

ファンタスティックな夏を作ってくれる「富川国際ファンタスティック映画祭」

2012-08-07



7月19日、ソウルに隣接する京畿道(キョンギド)富川市(プチョンシ)の富川体育館で「富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭」が開幕しました。1997年、韓国映画を世界に紹介するためにスタートし、今年で16回目の「富川国際ファンタスティック映画祭」は、ホラー、ミステリー、スリラー、ファンタジーなど、多彩なジャンルの映画を網羅したフェスティバルに成長しました。

16回目を迎えた今年の映画祭は去年にくらべて観客数が1割以上増え、チケット売り切れも続出しました。英語の頭文字をとって「PiFan」とも呼ばれる富川国際ファンタスティック映画祭は韓国で開催されるほかの映画祭にくらべてコンセプトがはっきりしているため、マニア層に人気を集めています。マニア層が集まる映画祭だけにエネルギッシュで情熱的なフェスティバルになれるのです。



ホラー、スリラー、ミステリーなど、真夏の暑さを忘れさせてくれるさまざまなジャンルの映画が上映される富川国際ファンタスティック映画祭。夏にぴったりの映画に誘われて大勢の観客が富川を訪れます。この映画祭では挑発的で、刺激の強い作品を上映すると知られていて、会場には毎年、救急車が待機しています。身の毛がよだつくらい怖い、という言葉がぴったりの映画もありますが、多くの人がこうした恐怖とスリルを味わうために訪れているのです。

今年の映画祭は過去15年間の成果を整理し、新しい一歩を踏み出そうという意味を込めて、いつもより一段と刺激的で、一段と大胆な映画が上映されました。6人の監督が作った5つのエピソードで綴られた開幕作「怖い話」もその一つでした。映画祭で上映される作品のジャンルは実にさまざまです。映画は世界各国の新作に出会えるビジョン・エキスプレス、刺激が強い作品だけを集めた禁止区域セクション、ファンタスティック短編、特別展、回顧展、ファンタジー・アニメセクションなどジャンル別に分けて上映されました。



富川国際ファンタスティック映画祭にマニアックなファンが多いのは確かですが、彼らだけのフェスティバルではありません。映画祭の期間中には街のいたるところで街頭パフォーマンスや野外イベントなどが開かれ、誰でも楽しむことができるのです。好きな俳優や映画監督に出会えるイベントも国際映画祭ならでは楽しさといえるでしょう。監督と俳優に出会えるイベント、ガラナイトも開かれます。

日頃、あまり接することができないジャンルや国の映画を紹介している富川国際ファンタスティック映画祭は、真夏の新しいトレンドを作り出しています。

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