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ライフスタイル

第177話 キムジャン初体験!

2011-11-21

玄海灘に立つ虹

第177話 キムジャン初体験!
生まれて初めてキムチを漬ける過程に参加しました。自分で漬けたとはっきり言えないところがありますが、とにかくキムチ漬け初体験です。
韓国では本格的に寒くなる前にキムジャンをするならわしがあります。キムジャンとは、むかし、野菜が獲れない冬が来る前に、冬の間に食べるキムチを大量に漬けておくという、韓国の家庭に欠かせない冬支度のひとつです。今ではキムチの材料になる白菜や大根などの野菜は1年中買うことができますが、晩秋の、白菜や大根が一番おいしいとされる頃に合わせて大量のキムチを漬けておく風習は今でも受け継がれています。
今週からだいぶ気温が下がるという気象庁の予報があり、実際今朝のソウルは氷点下になりましたが、寒くなる前にキムチを漬けておかなければならないので、ソウルは先週キムジャンがピークでした。
今回妹とふたりで漬けた白菜は4株。とてもキムジャンとはいえない量です。個人差がありますが、10株以上ぐらいでないとキムジャンとはいえないのではないでしょうか(ちなみに夫の実家は毎年30株以上です)。今年は唐辛子などキムチの薬味になる食材が高いですが、メインの白菜や大根がだいぶ安くなっているので、去年と同じお金で去年よりもっとたくさんのキムチをつくれるということです。特に白菜は去年の半額以下まで値が下がっているので、農家を助けようと、キムジャンを去年より5株多くしようというキャンペーンが農協や市民団体を中心に行われています。
この時期になるとテレビの番組や新聞などで、キムチをおいしく漬ける方法がレポートされることが多いです。キムチのノウハウは地域によって家庭によって違いますが、そうした情報を選択して取り入れるのもよいでしょう。実際KBSの朝の情報番組で紹介されたレシピをプリントアウトしましたが、キムチをひとりで漬けたこともある妹はあまり参考にしてくれませんでした。この日は妹の助手に徹しましたが、薬味を白菜に塗る作業は私もしました。薬味がかなりたくさん入るのですが、貧乏性の私はついつい薬味を少なくしてしまい、妹に「それじゃおいしくない」とだいぶ叱られました。漬けあがったキムチは密封容器に入れて一晩寝かせてからキムチ冷蔵庫に入れます。まあまあおいしくできたと思うのですが、漬けたての味とある程度熟してからの味は違うので、本当においしく漬けられたかどうかはよくわかりません。熟したらそのお味を皆さんにご報告できたらいいなと思います。

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