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第450話 今年もリメイクドラマに注目

2018-01-11

玄海灘に立つ虹

第450話  今年もリメイクドラマに注目
海外ドラマの韓国バージョンというリメイクドラマ、最近増えてきていますが、今年も例外ではありません。

まず一番の話題作で、最初に放送されるドラマ、ケーブル局tvNの水木ドラマ『マザー』です。日本で2010年に放送されたドラマ『Mother』のリメイクで、今月24日にオンエアです。原作の日本のドラマのほうは、東京ドラマアウォード2010で作品賞優秀賞や主演女優賞など4冠に輝いた秀作であり、ショッキングなストーリーと子役の女の子の演技が大きな話題になったあのドラマです。

韓国で日本のドラマのリメイク作は成功したといえる作品が多くない上、原作のファンからの厳しい批判にさらされるのが常でした。リメイクはどうしても韓国の現状や情緒を反映させることが多く、原作のファンはそれを「原作が毀損された」と受け止めるからです。さらに同じ流れで、リメイク作に起用される俳優についても、ネットの掲示板などに積極的に意見を書き込むなど、愛情が高じて過敏な反応をする場合も多くみられます。

ですからリメイク、特に日本ドラマのリメイクはいろいろな面で簡単ではありませんが、にもかかわらず、この『マザー』については期待が高まっています。主演のイ・ボヨンさんが、『いとしのソヨン(2012)』や『君の声が聞こえる(2013)』など高視聴率をとってきた女優さんだからです。そしてヒロインの母親(育ての親)をイ・ヘヨンさんが演じます。韓国版『花より男子』でチュンピョ(道明寺司)の母親役、日本でもリメイクされたドラマ『ごめん、愛してる』でトップスターの母親役でした。彼女の久々のドラマであることも、期待を高めている要素の一つです。

また、ケーブル局のOCNが4月に放送予定のドラマ『ミストレス』はイギリスBBCの同タイトルのドラマが原作です。韓国ではアメリカABCのドラマ『ミストレス』のほうが有名(キム・ユンジンさんが出演しているから)なのですが、実はこちらもイギリスドラマのリメイクだということで、BBC版が原作です。このドラマにはハン・ガインさんの出演が決まっていて、ハンさんは『太陽を抱く月』以来6年ぶりのドラマになります。

もう一つ、4月の放送をめどに準備中のKBS『スーツ(suits)』はアメリカドラマのリメイク。主演はチャン・ドンゴン、パク・ヒョンシクなどです。チャン・ドンゴンさんも『紳士の品格』以来6年ぶりのドラマで、セクシーなカリスマ漂う弁護士の役。アメリカドラマのリメイクについては評価が分かれていて、最近では、2016年の『グッド・ワイフ』(tvN)は好評でしたが、去年の『クリミナル・マインド』(tvN)は期待外れに終わってしまった感があります。

韓国ドラマがリメイクされる例もあります。『世界で一番美しい別れ』は1996年にMBCで放送されましたが、そのときと同じ脚本家のノ・ヒギョンさんがリメイクし、去年12月にtvNで放送され、大きな話題をさらいました。そして、『バリでの出来事』が今年リメイクされることになりました。2004年にSBSで放送された、チョ・インソン、ソ・ジソプ、ハ・ジウォンを一気にスターの座に押しあげた超話題作です。韓ドラの典型的なストーリーラインを覆す衝撃のラストは今でも記憶に新しいところです。当時演出を行ったチェ・ムンソク監督がリメイク版の演出も手掛けるということです。

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