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経済

中国の経済の現状や韓国経済に与える影響

#今週の経済の焦点 l 2014-02-10

中国の経済の現状や韓国経済に与える影響
ここ数年間8%以上の高成長を続け、「世界の工場」から「世界の市場」へと変貌を遂げてきた中国経済が
減速局面に入ろうとしています。
中国経済は、投資と輸出が成長を牽引してきましたが、アメリカのさらなる量的緩和縮小により、中国のシャドーバンキング、つまり銀行を介さない金融取引に対する信用リスクが高まり、投資にブレーキがかかっている状況です。
中国の成長鈍化は、新興国に直接の影響を与えます。韓国も例外ではありません。去年、韓国の全体の輸出に占める中国向け輸出の割合は26%に上っていて、中国の経済成長率が1ポイント下落すると、韓国の中国向け輸出の増加率は1.3ポイント減少するとみられています。
2012年に発足した習近平指導部は、「質の面での成長」を強調し、経済発展方式の転換と産業構造の調整に力を入れています。これによる後遺症も予想されますが、それをうまく乗り切ることができれば、さらなる成長に向けた大きなチャンスにつながるものとみられます。韓国としては、中国の成長鈍化の背後にある変化の動きを見極め、その中に隠されたさらなる成長の機会を捉え、経済成長の土台として活用することが求められています。

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