ムギョルのお母さん |
매리크리스마스 진짜 웃긴다! (メリったらバカにしてるわ) |
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아니 우리 무결이하고 죽고 못 살 것처럼 그러더니 |
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결혼은 딴 놈이랑… |
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(ムギョルしかいないと言ってたくせ) |
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아니 이럴 거면 진작 좀 놔주지! (なぜ息子と別れないの) |
メリのお父さん |
뭐요? |
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적반하장도 유분수지. (別れなかったのはあなたの息子のほうです) |
ムギョルのお母さんがメリを批判するのを聞いて、メリのお父さんは「言いがかりにも “유분수지”」 と言いました。
これは、“유분수”という言葉に“지 ~だろう”という語尾がついたものなのですが、“유분수”というのは漢字で書くと“有分数(有る、分、かず)”となり“程がある”ということを表しています。基本的には今回のセリフのように“유분수”の後に“지”をつけて、“유분수지”の形で使います。これで、“程があるだろう”ということになります。前に来る語には助詞の“도 (日本語の助詞にすると「も」)”をつけることが多く、そうすると“~にもほどがある”というニュアンスになります。
今回のシーンの場合、“유분수지”の前に“적반하장도”とありますが、“적반하장”というのは“堂々とできる立場じゃない人がふんぞり返っていること(賊反荷杖:泥棒が返って鞭をふるう)”を表しています。だから、正確には“言いがかりにも程がある”ではないのですが、ムギョルのお母さんがあまりにもひどい口調でメリを非難しているので、メリのお父さんが“その態度、ずうずうしいにも程がある”という意味を込めて、“적반하장도 유분수지”と言っています。
ちなみに、この“적반하장도 유분수지”というのは、堂々とできる立場にないはずの人がずうずうしい態度をとっているような時によく使われる言葉です。
① せっかく就いた仕事もすぐ首になって、そのうえ泥棒にまで入られてしまいました。
そういう時、
“운이 없어도 유분수지… ついてないにも程がある” と、つぶやきます。
② 後輩の女の子が、自分は財閥家の娘だと言ってまわっています。
そういう時
“뻥을 쳐도 유분수지 ほらをふくにも程がある” と言います。