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経済

自動調乳器を手がける「ピエナ」

#韓国技あり企業 l 2015-12-07

きょうご紹介した企業は、ソウル市江南(カンナム)区にある中小企業で、赤ちゃん用のミルクを自動でつくってくれる自動調乳器を手がける「ピエナ」です。
「ピエナ」は、イタリア語で「溢れる」という意味です。子どもに対する愛が溢れるお母さんのための製品を作ることを目指して、2012年に設立されました。
「ピエナ」が開発した自動調乳器は、コーヒーマシンと似ています。水を入れるボトルと粉ミルクを入れる容器からなるシンプルな構造で、粉ミルクと水を入れてスタートボタンを押すだけで、ミルクが出来上がります。
水を沸騰させたあと、母乳に近い温度の36〜37度まで瞬時に冷ますのが特徴です。「ピエナ」は、水を沸騰させたあと、短時間で最適の温度に冷ます冷却装置を開発するため、数多くの実験を重ねました。現在、アメリカで4件、中国で1件、ヨーロッパで1件の特許を出願中で、韓国国内では3件以上が登録されています。
ことし8月、「ピエナ」のカン・ミソン代表は、韓国人としては初めて、自分が作ったものを視聴者に説明して資金を募集する中国深センテレビの創業番組、「ザ・メーカーズ」に出演し、観客300人のうち276人の支持を取り付け、1位を獲得しました。
それがきっかけとなって、話題の企業となった「ピエナ」は、中国の大手インターネットショッピングモールJD.COMなどに入店し、大きな反響を得ています。このほか、アメリカの大手粉ミルクメーカーとの間で提携に向けた交渉を進めています。

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