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経済

3Dプリンターを手がける「ロキット」

#韓国技あり企業 l 2015-12-28

きょうご紹介した企業は、ソウル市衿川(クムチョン)区にある中小企業で、3Dプリンターを手がける、「ロキット(ROKIT)」です。
「ロキット」は、2012年に3Dプリンタービジネスを、韓国で最初に始めました。「ロキット」という社名は、「Republic of Korea IT」の頭文字を取ったもので、ITの分野で韓国を代表する会社になるという強い意志が込められています。
「ロキット」は、設立から2年半で、6つの製品を市場に出しました。そのうち、主力製品は、エンジニアリング・プラスチック・デスクトップ3Dプリンターです。金属並みの強度と、摂氏200度の高温でも溶けない不燃性を備えています。また、必要な部分に絞って熱を加えることができる技術を採用しコストを抑えているほか、値段も、これまでの3Dプリンターの10分の1にすぎません。
「ロキット」は、チョコレート3Dプリンターを発売し、3Dプリンターの利用の範囲を食品の分野にも広げています。
3Dプリンタの競争力の決め手の一つは、「いかに多様な材料を使用できるか」です。「ロキット」の製品は、エンジニアリングプラスチック、セラミック、ウレタンなど50種類以上の材料で、多様な質感を持つ造形物のプリントが可能です。
さらに、IoT=モノのインターネット技術を導入し、スマート機器で制御できる3Dプリンターも市場に出しています。
「ロキット」は、韓国市場でシェアトップとなっており、日本、アメリカ、中国、トルコなど30か国以上に輸出しています。
「ロキット」は、3Dプリンターを一般家庭に普及させ、誰もが気軽にインテリア小物や花瓶などの制作に活用できるようにすることを、次なる目標に定め、開発に励んでいます。





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