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第16部 地下鉄時代の幕開け

#光復80年~韓国・時代の記憶~ l 2025-07-14

光復80年~韓国・時代の記憶~

地下鉄1号線の開通、韓国の公共交通の革命
1974年8月15日、ソウル地下鉄1号線が開通した。ソウル駅から清凉里(チョンニャンニ)駅まで、18分で行ける地下鉄に対するソウル市民の関心と期待は高かった。地下鉄1号線の登場でソウルと首都圏は一つの生活圏になり、韓国は地下鉄の時代を迎えた。

1974年、ソウル地下鉄1号線の開通式
ⓒ KBS
地下鉄開通初期の様子
ⓒ KBS
地下鉄強国となる
2号線の開通によってソウルでは環状線の地下鉄時代が始まった。3、4号線も相次いで開通し、ソウルの東西を貫通する5号線、漢江(ハンガン)の北部を結ぶ6号線、ソウルの温水(オンス)駅から義政府(ウィジョンブ)市長岩(チャンアム)駅へつながる7号線、城南(ソンナム)市の牡丹(モラン)駅からソウルの岩寺(アムサ)駅まで続く8号線、江南(カンナム)区の一部区間の路線を含む9号線が開通した。ソウル地下鉄はIT技術を取り入れた運営システム、乗客の安全を守るインフラ、各種の便宜施設などの面でも世界的なレベルに達したと評価されている。

ミュージカル「地下鉄1号線」
ⓒ KBS
地下鉄の駅、ライフ・プラットフォームになる
韓国の地下鉄の駅は地下鉄を利用するためだけの空間ではなく、面白い企画が活かされたライフ・プラットフォームの役割を果たしている。地下鉄の駅内で、先端技術を利用して野菜を栽培するメトロ・ファームをはじめ、シェアオフィス、無人の倉庫、スポーツジム、展示や公など、さまざまな空間に出会うことができる。

地下鉄駅の構内に作られたエコ農場「メトロ・ファーム」
ⓒ KBS
交通手段を越えて輸出ブランドとなる
地下鉄1号線建設当時、車両と信号分野の技術は日本に頼るしかなかったが、1977年、韓国製の電車の開発の成功した。1990年代からは韓国の地下鉄関連技術が本格的に海外市場に輸出され始めた。2007年、マレーシアの電動列車改良コンサルティングをはじめ、これまでおよそ40カ国に鉄道の車両と技術を輸出し、世界市場で高く評価されるようになった。

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