「キダルト」をターゲットにした商品が次々に発売され、話題になっています。
キダルトとは「キッズ」と「アダルト」をかけ合わせた言葉で、「子どものような心を持った大人」を意味します。現在、このキダルトをターゲットにした様々な商品が相次いで発売されており、市場は1兆ウォンを超えると推測されます。(数週間前に「玄界灘」で話題になった学習誌人気も、キダルトブームの1つと考えられる)
キダルトを対象にした商品は大きく数種類に分けられます。
・おもちゃ……フィギュアやプラモデルなどの専門ショップが人気。男性客が多い。→サブカルチャーが市民権を得た。
・日用品とキャラクターとのコラボ……女性向けの場合、化粧品とキャラクターとのコラボが目立つ。(日本でも多い傾向) 男性向けの場合、冷蔵庫や掃除機のような白物家電と「スパイダーマン」「アイアンマン」「スターウォーズ」がコラボしたものが人気。
・食品とキャラクターのコラボ……コンビニエンスストア主導のものが多い。ほかに、キダルトをターゲットに「懐かしの味」を開発したものも(オレオ味のシリアルなど)。
・キャラクターTシャツ
キダルトのための商品が増えているため、デパートや大手スーパーなどもキダルト向けの販売スペースを拡大しているとのことです。釜山のロッテ百貨店は最近、マーベルコミックストア(スパイダーマンなど)、ガンダムコーナー、レゴコーナーを相次いでオープンさせ、「キダルトの聖地」として注目されています。
このようにキダルト向けの商品が増えた背景には、懐かしいものを好む雰囲気が醸成されたことに加え、アニメやキャラクターが流行り始めた70~80年代ごろに幼少時代を過ごした人々が30~40代になって経済力をつけたことがあると言われています。キャラクターと一般的な商品とのコラボなどは大人だけでなく当然子どもも楽しめるものなので、今後もこうした商品が増えるのではないかと見られています。