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文化

韓国の国技「テコンドー」のフェスティバル、世界テコンドー・ハンマダン

2012-09-11



ソウル江南区(カンナムグ)にある国技院(クッキウォン)。8月28日から31日まで、ここ国技院では韓国の伝統武道「テコンドー」のフェスティバル、世界テコンドー・ハンマダンが開かれました。世界テコンドー・ハンマダンはテコンドーが国技の韓国で開かれるテコンドーの祭典で、テコンドーをより広く、より多くの人に親しんでもらおうというイベントです。

時代の流れとともにテコンドーの世界にもいろんな変化が起きています。最初、韓国の武術として発展したテコンドーは国際的な大会を通じて世界に広がり、今ではスポーツとしてのテコンドーも注目されています。

今年で20年目を迎えた世界テコンドー・ハンマダン。今年は43カ国から3千人あまりの選手たちが参加して、それぞれの技を競い合いました。選手といっても格闘技の試合のような緊張した雰囲気はありません。テコンドー・ハンマダンはアマチュアの選手ためのイベントで、「ハンマダン」という言葉にはフェスティバルという意味があります。テコンドーが好きな人、関心のある人なら誰でも参加することができます。勝敗を決める大会とは違って、公認されている型や自分が開発したオリジナルの型などを披露することができます。テンコドーの型、つまり基本的な技をつないだ一連の動作は 「プムセ」と呼ばれています。プムセは1966年、韓国の軍隊が兵士のトレーニングに用いるために作ったのがその始まりでした。公認プムセは大韓テコンドー協会に認められ、テコンドーの教本に掲載されている動作のことで、テコンドー・ハンマダンで披露される創作プムセはさまざまな技をつないで作るフリースタイルのプムセを意味します。最近は健康のための動作を集めた健康プムセ、体操としてアレンジされたテコンドーのテコン体操まで登場していて、テコンドーの動作はますます軽やかになってきています。新しいスタイルのテコンドーが多くなると、選手層が広がり、その中で国を代表するテコンドー選手を夢見る子どもたちも増えています。



敵を攻撃して倒すことより、訓練の過程と礼儀を重んじる武道「テコンドー」。海外から参加した選手たちはテコンドーを通じて韓国の精神と文化に触れることができます。礼儀と道理を重んじ、カラダを動かすテコンドーは、 深刻な問題となっている青少年問題を解決するのに役立つものとして、最近注目されています。アメリカでは子どもたちの教育過程にテコンドーを取り入れている学校も目立ってきています。

世界テコンドー・ハンマダンはテコンドーの歴史とともに、未来に向けて歩むべき道を示すものとなりました。テコンドーは韓国の国技、武道としての伝統を守りながら、さらに多くの人に親しんでもらえるよう改革を進めています。こうした努力を通じて、心身の健康づくりに役立つスポーツ、テコンドーは、韓流の一つとしてこれからも続いていくに違いありません。

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