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文化

パフォーマンスやショーに生まれ変わった韓国の国技、テコンドー

2013-02-05



2013年現在、韓国にあるテコンドーの道場は1万2千あまり。韓国の伝統武術、テコンドーは、韓国人にとってそれだけ身近なスポーツということです。そのテコンドーが今、パフォーマンスやショーにアレンジされ、韓国の文化公演に新しい風を巻き起こしています。

ソウルのオリンピック公園にあるK-アートホールで公演されているテコンドー・パフォーマンス「タル」。「タル」はテコンドー、打楽、ビーボーイダンス、伝統舞踊という韓国を代表する4つの文化コンテンツが溶け込んだものです。より多くの人に韓国の文化とテコンドーの魅力を知ってもらいたいという願いを込めて作られた公演「タル」。出演者は最高の実力をほこるテコンドー選手をはじめ、ビーボーイ、伝統舞踊のダンサーなどで構成されています。それぞれジャンルが違うため、お互いを理解するまでには5年という長い時間がかかりましたが、互いを認めた後は完成度の高い作品を作り出すことができました。

公演「タル」は天界から絶対的な力を持った仮面「タル」を盗みだしたどん欲な人間たちが世の中を乱し、これを正すため、神は天を守る武術、テコンドーを通じて「タル」を取り戻し、人間の世界にも平和が訪れるというストーリーです。キビキビとしたテコンドーの型、「プムセ」や技、華麗なビーボーイたちの舞台、力強い打楽の演奏、痛快なビートのドラム、やさしい動きの韓国の伝統舞踊などが調和して、この上なく美しく、神秘的な雰囲気を演出します。



「タル」は韓国で公演される前、2年間にわたって世界25の国で披露され、いつも全席売りきれ、最後は拍手喝采をうけました。こうした成果に注目した韓国政府は去年11月、テコンドーをはじめ、韓国の伝統音楽と舞踊などもっとも韓国的な文化公演を活性化させるべく、オリンピック公園にK-アートホールを作ったのです。

公演「タル」とは違って、クラブを思わせるような音楽と華麗な舞台で韓国の国技、テコンドーをベースにしたパフォーマンス、ショーテコンを披露するチームもあります。Kタイガーズというテコンショーチームは韓国を代表する武術、テコンドーの技と型に、華麗な音楽とダンス、そして楽しいストーリーをプラスして魅力的なパフォーマンスを作り出しました。

1960年代から世界に知られ始め、1994年からはオリンピックの正式種目にもなった韓国の国技、テコンドー。そのテコンドーが今、文化芸術と出会って魅力的なパフォーマンスにアレンジされ、新しい韓流のジャンルとして注目を集めています。

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