韓国では、この3年間で、自らを「進歩派」と名乗る人の割合が減ったのに対し、「中道派」と「保守派」と名乗る人が増えたことがわかりました。
これは、韓国保健社会研究院が2010年と去年の2回にわたって、同じ600人を対象に調査し、その結果を8日に公表したものです。
それによりますと、政治的な傾向について、「進歩派」と答えた人の割合は、3年前の29%から24%に減ったのに対し、「中道派」と答えた人の割合は34%から38%へ、また、「保守派」と答えた人は30%から35%へといずれも増えました。
所得水準別にみますと、低所得者層では、「進歩派」と「保守派」の割合がいずれも大幅に増えて、二極化がさらに際立ったのに対し、それ以外の所得者層では、「中道派」と「保守派」が増えて「進歩派」が大幅に減っています。
一方、所得と財産の不平等に対する認識について調べたところ、「不平等だ」と答えた人は2010年に比べて、去年は増えています。