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社会

兵庫豊岡で放されたコウノトリ 韓国南部で確認

Write: 2014-03-21 09:43:55Update: 2014-03-21 09:43:55

兵庫豊岡で放されたコウノトリ 韓国南部で確認

兵庫県豊岡市で生まれ、野生復帰のために放たれた日本の天然記念物のコウノトリが18日、韓国南部の慶尚南道金海(キムヘ)市で確認されました。
韓国文化財庁が20日、発表したところによりますと、金海(キムヘ)市にある花浦(ファポ)川湿地生態館の関係者が18日、近くの湿地で、個体識別の足輪をつけた雌のコウノトリを発見しました。
コウノトリの野生復帰に取り組んでいる兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園に確認したところ、豊岡市で巣立ったコウノトリであることがわかりました。
このコウノトリは、2012年4月にふ化し、6月に巣立ちをした雌だということです。
韓国教員大学の韓国コウノトリ復元センター長の朴是龍(パク・シリョン)教授は、「日本で生まれたコウノトリが韓半島に飛来したことは、韓国内で野生復帰する予定のコウノトリが、日本で野生復帰したコウノトリと交流できる可能性を示す非常に重要な初めての事例だ」と話しています。
韓国文化財庁は、忠清南道礼山(イェサン)市に、コウノトリと人間が共生する「コウノトリの郷」の建設を進めていて、完成すると2015年からコウノトリを野に放つ計画です。
コウノトリは、世界中の生息数が3000羽以下の絶滅危惧鳥類で、韓国では、1994年に最後の雌が死んだのを最後に、野生のコウノトリは絶滅したとされています。

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